2026年10月の注目のインディーゲームをピックアップして紹介しよう! 今月は計10タイトルの情報をお届けする。なお、各タイトルの掲載内容は執筆時点での情報となる点に留意してほしい。
Forever Ago
悲劇的な運命の転機を受け、北へと向かう贖罪の旅に出た主人公アルフレッドの足跡を辿るロードトリップアドベンチャー。プレイヤーは静かな森林の湖から埃舞い散る砂漠の荒野まで、美しい世界を探索する。道中で出会う人々との交流を通じ、喪失感や後悔に苛まれながらも勇気と希望、そしてかけがえのない友情を探し求める心揺さぶるドラマが展開する。
愛用のインスタントカメラで風景や記憶を写真に切り取り、旅の記録を残しながら周囲にあるさまざまなオブジェクトを調べてちょっとした謎解きに挑む。恋人オードリーとの生涯にわたる思い出を辿り、時を超えて紡がれる真の愛を追体験できる点も魅力だ。情緒あふれる美しい景勝地を巡り、心に深く刻まれる忘れられないロードトリップへと旅立とう。
『Forever Ago』は、PC(Steam)・コンソール(Nintendo Switch 2, PlayStation 5, Xbox Series X/S)にて2026年10月8日に配信予定。

日本語有り
Silver Pines
私立探偵レッド・ウォーカーが、失踪したミュージシャン「エディ・ベルベット」を捜索するため、半ば打ち捨てられ忘れ去られた町シルバー・パインズを訪れるメトロイドヴァニア風サバイバルホラー。過去の真相を追うなかで奇怪な悪夢に襲われながら、プレイヤーは暗い秘密が眠る不気味な土地を探索し、贖罪の鍵を握る手がかりを探す過酷な旅に臨む。
古典的サバイバルホラーにインスパイアされた本作では、限られたインベントリのなかで弾薬や医薬品、強化素材をやりくりするシビアな管理が求められる。鍵のかかった扉や隠し通路が存在するマップを探索し、道具や武器を強化して行ける場所を広げながら、さまざまな資料や手がかりを集めて謎を解き明かし、迫りくる異形の怪物たちに立ち向かおう。
『Silver Pines』は、PC(Steam)・コンソール(PlayStation 5)にて2026年10月8日~10月9日に配信予定。

日本語有り 体験版有り
Order of the Sinking Star
『Braid』や『The Witness』を手がけたJonathan Blow氏による、魔法と謎に満ちた異世界を舞台にした物語型パズルアドベンチャー。プレイヤーは独自の法則や仕掛けを持つ4つの世界を自由に探索し、1,000を超える手作りのパズルに挑む。やがて世界同士が衝突して融合し、仕組みが複雑に絡み合うことで、新たな試練へと変化していく。
女王や盗賊、魔法使い、喋る船といった多彩な英雄たちを操作し、進化し続ける数十種類のメカニクスを習得しながら歩みを進める。自分のペースで世界を探索して未解決の課題へいつでも再訪できるほか、収集した手記を通して不可思議な領域の真相に迫っていく。広大で相互に結びついた世界に秘められた壮大な謎を読み解き、知恵を絞って複雑に絡み合うパズルを解き明かそう。
『Order of the Sinking Star』は、PC(Steam)にて2026年10月9日に配信予定。なお、2026年内にコンソール(PlayStation 5)での配信も予定されている。

日本語有り
Deep Dish Dungeon
メトロイドヴァニアとクラフト要素を取り入れたサバイバル探索ゲーム。プレイヤーは多彩なパズルが仕掛けられた広大なダンジョンへと潜り、奥深くに眠る謎と財宝を求めて探索を進める。ソロプレイはもちろん、最大3人での協力プレイにも対応。モンスターがはびこる過酷な環境の中、仲間と資源を持ち寄りながら地底の踏破を目指す。
ダンジョン内で集めた素材は、野営地で新たな道具のクラフトや調理に活用可能。温かい食事を作ることでステータスにさまざまな効果をもたらすレシピが解除され、過酷な旅を支えてくれる。怪しい場所を隅々まで調べ、立ちはだかる敵の倒し方を掴んでダンジョンに眠る秘密を解き明かそう。
『Deep Dish Dungeon』は、PC(Steam)・コンソール(Xbox Series X/S)にて2026年10月13日に配信予定。

日本語有り 体験版有り
over the hill
『art of rally』を手がけたFunselektor Labsによる、大自然を舞台にしたオフロード探検ドライブゲーム。1960年代から1980年代を代表する四輪駆動車に乗り込み、渓谷や山岳地帯といった過酷なルートを走破していく。ソロプレイはもちろん、最大4人による協力プレイにも対応し、仲間と力を合わせて立ちはだかる障害を乗り越える旅が楽しめる。
溝を渡るための板や車両を牽引するウインチなど、適切な道具を駆使して険しい地形を臨機応変に切り拓く。刻々と移り変わる天候や昼夜サイクルのもと、人里離れた小屋や絶景スポットを探し出したり、ゲーム内カメラで野生動物を撮影したりと探索要素も豊富だ。愛車を好みにカスタマイズし、雄大な自然が広がるオープンワールドを気ままに駆け巡ろう。
『over the hill』は、PC(Steam)・コンソール(Xbox Series X/S)にて2026年10月15日に配信予定。。

日本語有り
Chained Beasts
仲間と鎖で繋がれた過酷な境遇のもと、自由と復讐を求めて闘技場での熾烈な戦いに挑む角闘士ローグライクアクション。プレイヤーは1人から最大4人の協力プレイに対応し、混沌とした戦場で互いに息を合わせて活路を開く。壺の投擲や棘の壁への吹き飛ばしなど、闘技場の仕掛けを駆使して立ち塞がる敵を打ち倒していく。手元に予備の武器を残しつつ遠距離へ投擲するなど、臨機応変な状況判断も欠かせない。
互いを結ぶ鎖は連携を誤れば柱に絡まって行動不能に陥る一方、息を合わせれば敵の足を引っかけて形勢を逆転させる武器へと変わる。手足の不調や視界の喪失といった恐ろしい負傷を薬や手術で乗り越えつつ、観客の歓声を味方につけて真の戦士へと鍛え上げられていく。稼いだ金で強力な装備を買い揃え、立ちはだかる英雄たちとの熾烈なボス戦を制してローマへの道を切り拓こう。
『Chained Beasts』は、PC(Steam)・コンソール(PlayStation 5, Xbox Series X/S)にて2026年10月16日に配信予定。

日本語有り 体験版有り
Beyond These Stars ビヨンド・ジーズ・スターズ
宇宙を旅する孤独な巨大クジラ「キーワ」の背中を舞台に、知覚ある生物との共生を図りながら都市を発展させていくSF街づくりシミュレーション。プレイヤーは行き場を失った民「ピープス」を導き、荒涼とした大地に水を引いて生態系を育み、生産ラインの効率を考慮した街を築く。建物の隣接効果や移動時間を計算し、脆弱な大地で暮らす人々の生活基盤を整えていく。
キーワは単なる乗り物ではなく意思を持つ生き物であり、その望みを理解して共生関係を深めることで、宇宙をめぐる旅の行き先を共に決められるようになる。背中の資源には限界があるため、近隣の惑星に前哨基地を建設して物資を補給する複雑な物流網の構築も不可欠だ。旅路で出会うさまざまな異星人との交易や新技術の研究を進め、生命と星々を結ぶ壮大な謎を解き明かそう。
『Beyond These Stars ビヨンド・ジーズ・スターズ』は、PC(Steam)・コンソール(Xbox Series X/S)にて2026年10月17日に配信予定。

日本語有り 体験版有り
ペンギン・コロニー
『ウムランギ ジェネレーション』のORIGAME DIGITALが手がける、極寒の地を舞台にしたコズミックホラー。H.P.ラヴクラフトの怪奇小説『狂気の山脈にて』などにインスパイアされた世界で、プレイヤーはペンギンの視点から人間たちの運命を追う。1939年、人智を超えた古の存在を探し求めて南極の奥地へと足を踏み入れた人間たちの調査劇を静かに辿っていく。
破滅をもたらす強大な力を求めるナチスの科学者と、古の存在を封じる役目を負う原住民の守護者カイティアキという、異なる派閥の思惑が交錯する。奇怪な行動をとる人間たちを追い、精神的な重圧に押し潰されて壊れていく彼らの姿を記録するように見守る。『Disco Elysium』のナレーションが印象深いLenval Brown氏による重厚な語りに耳を傾け、南極の奥地で繰り広げられる狂気の悲劇を見届けよう。
『ペンギン・コロニー』は、PC(Steam)にて2026年10月17日に配信予定。

日本語有り 体験版有り
つみみじかん ~狂オシイホド愛シテル~
失踪した推し配信者「ましろ」の行方を追うため、元相方である「つみみ」のライブ配信に視聴者として介入するサイコホラーアドベンチャー。プレイヤーは14日間にわたり、昼はSNSやファンサイト、地図検索を通じて配信の違和感を調査し、夜は配信を見守りながらコメントや投げ銭を行って彼女の行動や表情に変化をもたらしていく。
集めた情報をつなぎ合わせて推理を重ね、ネットの片隅に潜む不穏な噂や誰かの執着を暴く。限られた資金の使い道や投げかける言葉の選択によって物語はさまざまに分岐し、迎える結末も変化する。かわいい配信画面の裏側に隠された失踪事件の暗い影へと踏み込み、自らの推理と介入で真実を解き明かして彼女たちの運命を変えよう。
『つみみじかん ~狂オシイホド愛シテル~』は、PC(Steam)にて2026年10月22日に配信予定。

日本語有り 体験版有り
Virtue and a Sledgehammer
アンドロイドの亡霊が彷徨い、デジタル化されたかつての隣人たちが徘徊する変わり果てた故郷を舞台にしたアクションアドベンチャー。プレイヤーは20ポンドのスレッジハンマーを振るい、立ちはだかる建物を叩き壊して自らの手で道を切り開いていく。人間を模した機械の群れを粉砕し、家族や伝統、そしてはみ出し者の痛みと向き合う過酷な旅路へと踏み出そう。
山の生活を乗っ取ったロボットの襲撃に抗いながら思い出の断片を破壊していく旅は痛みを伴い、幼い頃の温かくも心に傷を残す記憶を掘り起こしていく。スレッジハンマーを「裁き」として振るう破壊的なカタルシスと葛藤の中、映画的な映像表現を通じて内なる恐怖や欲望、そして家族の美徳と欠点が織りなす複雑な人間模様と物語の深淵を暴き出していく。
『Virtue and a Sledgehammer』は、PC(Steam)にて2026年10月28日に配信予定。

日本語有り 体験版有り
ライター:朝比奈 編集:LayerQ