2026年9月の注目のインディーゲームをピックアップして紹介しよう! 今月は計10タイトルの情報をお届けする。なお、各タイトルの掲載内容は執筆時点での情報となる点に留意してほしい。
BOMBANANA!
ことわざの「見ざる、聞かざる、言わざる」で知られる三猿にインスパイアされた、3人協力型の爆弾解除パズルアクション。プレイヤーは、爆弾は見えないが手で触れる「見猿」、爆弾や仲間の身振りが見えるが耳が聞こえない「聞か猿」、マニュアルを読めるが話せない「言わ猿」に分かれて挑む。各自が持つ情報は一部のみ。制限時間内に的確な意思疎通を図り、全員で生還を目指そう。
ジェスチャーやエモートだけでなく、バナナを投げたりビンタを食らわせたりと、手段を選ばないカオスなコミュニケーションが展開。難度が上がる全30レベルの「キャンペーン」に加え、自動生成で難化する「エンドレス」、制限時間やギミックを細かく調整できる「カスタム」を収録。ミニバンや飛行機などの多彩な環境で、停電や妨害に対処しながら謎を解こう。
『BOMBANANA!』は、PC(Steam)にて2026年9月2日より配信予定。

日本語有り
絶対ロケット防衛主義
東西に分断された国ヴァルナキアを舞台に、独裁国家の将校となってロケットを守る基地建設ストラテジー。タワーディフェンスの要素を取り入れており、押し寄せる邪悪な資本主義者からロケットを防衛する。宇宙から人民の思想を矯正する秘密兵器「思想衛星」を打ち上げるため、武力による防衛線を築くに留まらず、賄賂や洗脳、粛清といったあらゆる手段を講じて守り切ろう。
敵から奪った資本トークンを建物と交換し、トーチカによる要塞化や兵士の雇用、ラジオでの思想教育を展開。闇ルートから特殊な品を仕入れて強力なビルドを組むほか、秘密警察を建てて反革命分子を摘発し、労働や最前線へ送り込む統制要素も満載。革命ビームを放つ頼れるオートマトン「エリューシャ」とともに、偉大なる祖国の未来を懸けた防衛戦に挑め!
『絶対ロケット防衛主義』は、PC(Steam)にて2026年9月4日より配信予定。

日本語有り
ダンジョンセトラーズ Dungeon Settlers
コロニーシミュレーションとダンジョンクロウルが融合したダークファンタジー戦略ゲーム。プレイヤーはギルドから派遣された隊長となり、災いの元凶たるダンジョンを破壊するため荒野に拠点を築く。壁や扉を配置して部屋を設計し、寝室や食堂、鍛冶場や畑を建設。資源管理や研究で生活基盤を整えながら、隊員の欲求を満たして過酷な探索へ備えよう。
最大4人のパーティを編成して挑むダンジョンは毎回構造が変化。多種多様なスキルや特性を持つ隊員を育成し、剣や弓、魔法の相乗効果を意識した部隊を構築しよう。戦闘はポーズ可能なリアルタイム形式で進行。スタンや燃焼といった状態異常や位置取りを駆使した戦術が鍵を握るが、一度死んだ者は戻らない……。油断の許されないハードコアな探索が待つ。
『ダンジョンセトラーズ Dungeon Settlers』は、PC(Steam)にて2026年9月4日より早期アクセスで配信予定。

日本語有り 早期アクセス 体験版有り
Wanderburg ワンダーバーグ
城が獲物を追い、村が逃げ惑う――さまよう要塞が跋扈する中世世界を舞台にしたミニマルなローグライク。プレイヤーは車輪付きの移動要塞を駆り、戦場を突き進む。行く手にある逃げる村や羊の群れ、小さな砦を丸ごと飲み込んで車体を拡張。立ちはだかる強力な敵城を打ち砕くたびに進化を遂げ、戦場を塗り替える巨大な攻城兵器へと変貌していく。
大砲の設置や魔導師が常駐する塔の建設、爆発物の配備など、モジュール式の兵装を組み上げて自分だけの要塞を構築。蒸気仕掛けの兵器や魔導砲、自転車に乗った騎士まで出陣し、陸上の軍艦さながらの一斉射撃を展開する。周回を通じて新たな車両やアーティファクト、キャプテンをアンロックし、多彩なビルドと強力な組み合わせで荒野を制覇しよう。
『Wanderburg ワンダーバーグ』は、PC(Steam)にて2026年9月8日より早期アクセスで配信予定。

日本語有り 早期アクセス 体験版有り
Valheim
北欧神話にインスパイアされた世界を生き抜く、過酷なオープンワールドサバイバルクラフト。約5年半におよぶ早期アクセス期間を経て、待望の正式リリースを迎える。プレイヤーは戦で命を落とし、第10の北欧世界「Valheim」へと運ばれた戦士。主神オーディンに認められるため、野生動物や伝説の怪物が蠢く広大な大地を開拓し、古代の宿敵を打ち倒そう。
1人から最大10人までのオンライン協力プレイに対応。構造の強度や通気性を考慮した自由度の高い拠点建築に加え、素朴なイカダから巨大な軍艦まで造船して未知の海原へ乗り出せる。回避やブロックを駆使するスタミナ重視の戦闘で怪物を退け、召喚した古代のボスを撃破。集めた素材で新たな装備をクラフトし、仲間とともに世界の征服を目指そう。
『Valheim』は、PC(Steam)・コンソール(Xbox Series X/S)にて2026年9月9日より正式リリース予定。また、新たにNintendo Switch 2, PlayStation 5での配信も予定されている。

日本語有り 正式リリース
Shroom and Gloom
手描きアニメーションと豊かな3D空間が融合したシュールな世界を巡る、一人称視点のデッキ構築型ローグライト。プレイヤーは奇怪なキノコたちが蠢く手描きのダンジョンを突き進み、狂気に包まれた「The Gloom」の最奥を目指す。探索用と戦闘用という役割の異なる2種類のデッキを使い分け、100種類以上のカードを駆使して最深部へと切り込んでいく。
カードの無限育成や自由な改造が大きな特徴だ。初期の低レベルカードを規格外の攻撃へ育て上げたり、レアカードを改造して壊れ性能の超兵器に仕立てたりと豪快なシナジーを生み出せる。敵の攻撃を防ぐだけでなく、串刺しやローストを施して「食べる」ことで体力を回復。敵を鍋に放り込んで特殊なスープを調理し、ド派手なメガコンボで敵の群れを蹴散らそう。
『Shroom and Gloom』は、PC(Steam)にて2026年9月11日より早期アクセスで配信予定。

日本語無し 早期アクセス 体験版有り
Graveyard Keeper 2
史上もっとも不正確な中世墓場管理シミュレーターと銘打たれた、型破りな名作『Graveyard Keeper』の続編。プレイヤーは偉大なる異端審問官となり、ゾンビ問題を繁盛中のビジネスへと変貌させていく。植物や動物、果ては人間の遺体までかき集めて機械を作り、生産ラインを自動化。念願の町へと繰り出し、住民の復興と搾取に乗り出していく。
砦の建設や強力な武具の製作を進め、頭のあまり良くない兵士を訓練して侵略者を撃退。町では住民の家を建て直す傍ら、現場の骨折り仕事をアンデッド労働者へ丸投げし、スケーラブルな収益運用へと切り替える。恩を売りつつ住民からきっちり搾取して利益を最大化。イカレたブラックユーモアと歪んだ物語に満ちた、墓穴よりも深い世界を堪能しよう。
『Graveyard Keeper 2』は、PC(Steam)・コンソール(Nintendo Switch 2, PlayStation 5, Xbox Series X/S)にて2026年9月23日より配信予定。

日本語有り
井戸の鳥(Well Dweller)
『Crypt Custodian(クリプトカストディアン)』や『Islets』を手がけたクリエイターによる、ダークなおとぎ話風のメトロイドヴァニア。舞台は森の奥深く、井戸の底から広がる腐敗した王国。プレイヤーはマッチ棒で武装した小さな鳥「グリマー」となり、さらわれた家族を救うため邪悪な女王の討伐へ旅立つ。恐るべき獣と戦いながら、新たな能力を得て探索範囲を広げていく。
武器となるマッチ棒を燃やして世界を照らし、戦闘を有利に進める独特なアクションが光る。アクセサリーを集めて能力をアップグレードし、自由に組み合わせてプレイスタイルをカスタマイズ可能。逃亡中のネズミ「アルド」やスカベンジャー「ルーター」など魅力的な住人との出会いも見どころだ。パズルを解き明かし、狂った狩人にさらわれた兄弟たちを救い出そう。
『井戸の鳥(Well Dweller)』は、PC(Steam)にて2026年9月23日より配信予定。

日本語有り 体験版有り
TOEM 2(トーエム 2)
高評価を獲得した写真アドベンチャー『TOEM(トーエム)』の続編。プレイヤーは好奇心旺盛な写真家となり、「トーエム」と呼ばれる不思議な現象の発見と撮影を志してのんびりとした旅へ出発する。走って跳ねて登りながら、一新された温かみある風景の中を探索。隠された抜け道や絶景ポイントを発見し、風変わりな住人たちと出会いながら世界の小さな驚きをカメラに収めていく。
今作ではカメラに新機能が加わり、多彩なアタッチメントを駆使して地域ごとの悩みを解決していく。写真を撮ってパズルを解き明かすだけでなく、生き物図鑑の作成やクエスト達成でスタンプを収集。集めたスタンプは日記を彩るだけでなく、次のエリアへと進むための切符となる。時間制限や過酷なノルマは一切なく、ベンチで音楽を聴きながら自分のペースで気ままな観光旅行を楽しもう。
『TOEM 2(トーエム 2)』は、PC(Steam)・コンソール(Nintendo Switch(※), Nintendo Switch 2(※), PlayStation 5)にて2026年9月29日より配信予定。
※本稿の執筆時点で国内Nintendo Storeではストアページは未確認。

日本語有り 体験版有り
Nivalis Nights
『Cloudpunk』を手がけたION LANDSが送る、サイバーパンク都市生活シミュレーション。連続殺人事件や治安組織の取り締まりで不穏な空気が漂う大都市ニヴァリスを舞台に、自由な人生を切り拓いていく。最初は小さな屋台のラーメン屋から商売をスタート。事業を少しずつ広げ、街で誰もが知る人気の飲食店や高級ナイトクラブのオーナーを目指していく。
毎日の過ごし方はプレイヤーの自由だ。食材の購入や栽培で店を営むだけでなく、ボートで街を巡って釣りを楽しんだり、自宅の模様替えや住人との交流、チェス大会に挑んだりと気ままに暮らせる。夜の外出禁止令下では監視を避け、ライバルへの妨害工作を仕掛けるダークな立ち回りも可能。欲望渦巻くネオン都市で、自分だけの新たな生き様を刻もう。
『Nivalis Nights』は、PC(Steam)にて2026年9月30日より配信予定。

日本語有り
ライター:朝比奈 編集:LayerQ