
1945年。あなたの共和国には産業がほとんどなく、専門知識を持つ人材もわずか。国家としての承認すら得られていません。アメリカとソ連は、使える資源も人材もずっと豊富です。
『Third Bloc』は、冷戦下の45年間にわたってこの国を運営する、テキストベースの政治サンドボックスゲームです。経済を育て、法律を定め、国内ではまだ開発できない技術を手に入れていきます。初めのうちは、外国の助けを借りることになるでしょう。その見返りに何を差し出すかは、自分で決められます。
国力がつけば、宇宙開発で超大国と競い、核兵器を開発し、独自の国家ブロックを結成することもできます。首都を火星に移す道もあります。
打ち上げや着陸、兵器実験、失敗の様子まで、細部まで作り込まれたASCIIアニメーションで描かれます。
建てたいものは山ほどあっても、1ターンに進められる大きな国家事業は一つだけです。
施設は電力や資材、消費財を生み出し、輸送を支えます。収入源は輸出です。建設には備蓄している資材を使い、不足分は国家予算で輸入します。施設を動かすには専門知識を持つ職員も必要ですが、その人材はほかの仕事でも必要とされているかもしれません。
施設は全42種類。基礎インフラから、宇宙開発や核開発の土台となるものまでそろっています。何から建てるかによって、残りの施設に投資できるようになる時期も変わります。
経済の運営に加え、法律を定め、共和国の政治体制を形作っていきます。国の威信を高める事業に資源を割く余裕があれば、国の進める道も増えていきます。
必要なものの多くは、すでに他国が持っています。それを手に入れる手助けをするのが諜報員です。
それぞれに名前と能力値を持つ諜報員を採用し、海外へ派遣します。毎ターン指示を出さなくても活動を続け、日常的な任務は自分で処理してくれます。重要な情報は、報告書にまとめて届けます。
その情報が、科学者や専門家、設計図、技術の入手につながることもあります。表立って手に入るものもあれば、盗むしかないものもあります。先進的な施設の中には、諜報員が必要な人物や知識を見つけるまで建設できないものもあります。そこから先の資金と資材は、自分で何とかしなければなりません。
最初の外交課題は、国家として承認を得ること。各国政府から条件が届き、序盤の決断によって、どの国が共和国を認めるかが決まります。
ワシントンとモスクワは援助を持ちかけてきますが、その要求には期限があります。受け入れることも断ることもできます。ただし、一方から支援を受ければ、もう一方が出してくれる援助は減るかもしれません。
小国にもそれぞれの利害や要望があります。国の威信が高まれば、独自の国家ブロックに加わってくれるかもしれません。結成するには、参加に応じてくれる国を集め、米ソのどちらからも十分な独立性を保つ必要があります。
地球、月、火星、小惑星、木星を舞台に、全20ミッションの宇宙開発を進めます。初期の探査機や飛行ミッションから、着陸、有人ミッション、そしてコロニーの建設へとつながっていきます。
こちらが準備している間も、アメリカとソ連の開発は進みます。追いかけるだけの余裕があるかは別の話です。打ち上げに使う資金と1ターンを、国内で必要とされている事業に回すこともできるからです。
火星では、コロニーの建設後も開発を続けられます。さらに3つの開発事業を終えれば、首都を移すことも可能になり、共和国が地球の外で存続していくエンディングを迎えられます。
研究、施設の建設、実験を重ねて核兵器を開発し、その運搬手段も整えます。計画が進むにつれ、外国政府も強い関心を向けるようになります。
核開発計画は全6段階。最終的には、大陸規模のシェルター建設にまで進みます。その過程では、キューバ危機、核実験の禁止、軍備管理協定など、冷戦を取り巻く情勢の変化にも対応しなければなりません。
核戦力が整えば、標的を選び、核攻撃を命じることができます。その後の戦争は物語として描かれ、戦闘のミニゲームはありません。核に関わるエンディングは全6種類。シェルターでの生存や、火星のコロニーが存続する結末も含まれます。
総勢312人の登場人物が、国営電信局に手紙を寄せます。科学者からの支援要請や、離反者からの亡命申請。海外の連絡相手からも、要求や新たな提案が届きます。
返事の内容によって、その後に届く手紙は変わります。ある決断がきっかけで数ターン後に別の人物から連絡が来ることもあれば、これまでの行動を見て接触してくる人もいます。つながりがすぐに分かるとは限りません。
キャンペーン全体で、決断を求める手紙は936通。電信局には、誰がいつ何を求め、どう答え、その後どうなったのかが記録され、やり取りの履歴が積み重なっていきます。
1990年まで到達すると、産業や同盟関係、宇宙開発の実績など、共和国の歩みをまとめた最終報告を受け取れます。火星で平和な未来を迎えることもあれば、国家財政の破綻や核戦争によって、まったく違う結末を迎えることもあります。
1945年から1990年までの全90ターン
42種類の施設と、生産・輸出・資材供給を軸とした経済
法律、政治体制、国の威信を高める事業
5つの目的地を舞台にした全20の宇宙ミッション
首都の移転先にもなる火星コロニー
6段階の核開発計画と、核に関わる6種類のエンディング
固有の名前を持ち、海外で活動する諜報員
312人の登場人物と、決断を求める936通の手紙
超大国との外交と、独自の国家ブロックを結成する機会
緻密なASCIIアニメーションによるカットシーン